自然・天気の語源
春・夏・秋・冬・台風・霞・霙……日本語には自然現象をとらえた豊かな言葉が息づいています。季節や天気にまつわる言葉の語源を探ります。
21件の記事
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「霙(みぞれ)」の語源は?〜雨と雪が入り混じる現象に込められた、花びらのような一文字
「霙(みぞれ)」の語源には水霰や水降が変化したとする説、雨霰や氷小雨が変化したとする説など複数の説があり定説はない。漢字に込められた意味や日本書紀に残る最古の記録、大根おろしを指す食文化での使われ方を解説する。
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「靄(もや)」の語源は?〜雨と「まみえる」が結びついた、視界をかすませる現象の名
「靄」は空気中の細かい水滴などによって視界がかすむ現象を指し、漢字は「雨」と「まみえる」を意味する「謁」から成る。視程1キロメートルを境に区別される「霧」との違いや、「霞」との使い分けを解説。
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「霞(かすみ)」の語源は?〜「かすか」に通じる、霧とは呼び分けられる春の情景
「霞」の語源は、ぼんやりとかすかな様子を表す「かす」という語根に由来するとされる。同じ現象でも季節によって「霧」と呼び分けられてきた日本語の感覚や、和歌に詠まれてきた霞の情景を解説。
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「木枯らし(こがらし)」の語源は?〜木を枯らす風、という見たままの名づけ
晩秋から初冬に吹く冷たい風「木枯らし」は、「木を吹き枯らす」意の語とされ、「木嵐」が転じたとの説もある。東京の「木枯らし1号」は10月半ばから11月末の間に西北西から北の風が風速8m/s以上で吹くことが目安で、俳句や和歌に詠まれてきた歴史も解説。
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「霜(しも)」の語源は?〜古代日本語が冷気の結晶に与えた名前
「霜」の語源には、下流を指す「下(しも)」と同根とする説や「凍む(しむ)」との関連説があるが確定していない。二十四節気「霜降」や旧暦11月を指す「霜月」など季節の言葉に広く使われ、地表の水分が凍って柱状になる「霜柱」もこの言葉から生まれた。
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「風」の語源は?〜古代日本語が風に与えた名前とことばの系譜
「風(かぜ)」の語源は「かく(欠く・書く)」「かき(垣)」など諸説あり、確定的な定説は今も存在しない。体調不良を表す「風邪」との意外なつながりや、東風・黒南風・からっ風など季節や方向によって細かく呼び分ける日本語の風の名前の豊かさを紹介する。
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「雪(ゆき)」の語源は?空から降る白い結晶の名前のなりたち
「雪」の語源ははっきりしないが、白く清らかな様子から神聖・清浄を表す「清し(きよし)」と結びつける見方がある。日本は世界有数の豪雪地帯を抱え、粉雪・ぼたん雪・淡雪・吹雪など降り方を細かく言い分ける表現や、雪月花に見る美意識の背景を紹介する。
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「霧」の語源は?「きる(限る・切る)」とつながる言葉のなりたち
視界をさえぎる「霧」の語源は、視界を「限る・切る」を意味する古語「きる」に由来するとする説がある(諸説あり断定はできない)。気象上の「もや」「霞」との違い、盆地や川沿いで朝晩に発生しやすい理由、秋の季語とされる漢字「霧」の成り立ちまで解説する。
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「夕暮れ」の語源は?日が暮れる時間を表す言葉の由来と雑学
「夕暮れ」は「夕」と「暮れ(日が暮れる)」を合わせた語で、日が沈むころを表す。「たそがれ」との関わりや、夕・宵・暮れといった時間を表す言葉の広がりなど雑学を紹介。
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「宵(よい)」の語源は?「夜」とのつながりと言葉の由来
「宵」は日が暮れて間もない、夜の始まりの時間帯を指す言葉で、「夜(よ)」と音を分かち合う関わりが深いとされる。一日の流れを細やかに区切る日本語の中で、「宵の口」「宵っ張り」「宵祭り」など暮らしや行事と結びついてきた言葉のなりたちを紹介する。
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「夜明け」の語源は?「夜が明ける」から生まれた言葉と類語の違い
「夜明け」は「夜が明ける」という自然の移ろいをそのまま名詞化した言葉で、閉じた状態が開く意の「明く」に由来するとされる。枕草子にも詠まれた「曙」や「暁」「東雲」といった明け方の類語との違い、苦境の好転を表す比喩としての使われ方までやさしく解説する。
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「冬(ふゆ)」の語源は?古語から読み解く季節の名前の謎
「冬」の語源は、生命が力を蓄える意味の「増ゆ」説や、寒さで震える「振ゆ」説など諸説ある。『万葉集』に数多く詠まれた古い季節語であることや、「冬」という漢字が中国語の音と異なる当て字である経緯、冬至との関係、『枕草子』が描く「冬はつとめて」の情緒も紹介する。
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「五月雨(さみだれ)」の語源は?―旧暦五月の長雨が生んだ詩情
五月雨(さみだれ)の語源は旧暦五月(現在の6〜7月)に降り続く長雨で、「さ(五月)」と「みだれ(乱れ)」からなる語とされる。松尾芭蕉が平泉で詠んだ「五月雨の降りのこしてや光堂」にも見える俳句・文学との深い関わりや、「梅雨」との使い分けもあわせて探る。
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「夕焼け(ゆうやけ)」の語源は?空が燃えるように赤く染まる言葉の由来
「夕焼け(ゆうやけ)」の語源と「焼く(やく)」との関係、「朝焼け(あさやけ)」との対比、光の散乱による赤色の科学、俳句・文学における夕焼けのイメージまで詳しく解説。
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「嵐(あらし)」の語源は?荒れ狂う風雨の名前に込められた言葉の由来
「嵐(あらし)」は「アラ(荒)+シ(風)」の構成とするのが通説で、万葉集の頃は「やまおろし」とほぼ同義だった。漢字「嵐」は山と風の会意で、中国では本来「山の気(もや)」を指す。日本語との意味のずれや、秋の嵐を表す雅語「野分」など関連語も解説する。
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「秋(あき)」の語源は?実りと飽き足りる季節の言葉の由来
「秋(あき)」の語源は、食物が豊かに実る季節であることから「飽き(あき)」とする説のほか、稲が熟して赤くなるためとする説などがある。漢字「秋」は禾(穀物)と火を組み合わせた字とされる。「男心と秋の空」が本来の形という慣用句の由来や、秋の日没の早さを表す「つるべ落とし」も解説する。
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「夏」の語源は?暑さと湿気が生んだ古代日本語の季節の名前
「夏(なつ)」の語源には「熱(ナツ)」説・「湿(な)+気(つ)」説など諸説あり、確定していない。『万葉集』の用例や、漢字「夏」が中国でもとは中原の人々を指した意味、英語summerの語源との比較、「春」「秋」「冬」との語源の違いもあわせて詳しく紹介する。
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「春」の語源は?日本語で最も愛された季節の名前の由来
「春(はる)」の語源は確定しておらず、草木の芽が「張る」説、空が「晴る」説、広がりを表す「遥か」と結びつける説などがある。旧暦では正月から3月を春とした。万葉集の春の歌や、春一番・春霞・青春など「春」を含む言葉、桜の開花との結びつきも紹介する。
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「雷(かみなり)」の語源は?神の鳴る声という古代日本人の自然観
「雷」は「神(かみ)」が「鳴る(なり)」の合成語で、雷鳴を神の声とみなした古代日本人の信仰に由来する。「稲妻」という語も稲を実らせる力を持つとされ、雷よけのおまじない「桑原桑原」は、落雷を免れたという菅原道真ゆかりの土地の伝承に由来するとされている。
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「台風」の語源は?中国語・アラビア語・ギリシャ語、諸説入り乱れる由来
「台風」の語源は中国語「颱風」を経て日本に入ったとされるが、その先にはアラビア語「トゥーファーン」やギリシャ神話の怪物テュポンが絡む諸説がある。古語「野分」から「颱風」「台風」への表記の変遷も解説。
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「黄昏」の語源は「誰そ彼(たそかれ)」?夕暮れの名前に秘められた意味
「黄昏(たそがれ)」の語源は「誰そ彼=あれは誰か」という古語の問いかけ。夜明けを指す対の言葉「彼は誰(かはたれ)時」、魔に出会う「逢魔時」、漢語「黄昏」との出会いまで、夕暮れの言葉の文化史をたどる。