「西瓜(すいか)」の語源は"西から来た瓜"?夏の果物の名前の由来
1. 「西方から来た瓜」が語源
「西瓜(すいか)」は中国語に由来し、「西(にし=西方)」+「瓜(うり)」で「西方から伝わった瓜」を意味します。スイカの原産地はアフリカであり、シルクロードを通じて西方から中国に伝わったことが名前に反映されています。
2. 「すいか」の読みは中国方言由来
「西瓜」を「すいか」と読むのは、中国語の方言発音に由来するとされています。中国の官話(標準語)では「シーグァ」ですが、南方の方言では「スイクァ」に近い発音があり、これが日本語に入ったとされています。
3. 日本に伝わったのは室町時代
スイカが日本に伝わったのは室町時代の16世紀頃とされています。ポルトガル人が持ち込んだ説と、中国経由で入った説がありますが、本格的に栽培が広まったのは江戸時代以降です。
4. スイカ割りは日本独自の遊び
目隠しをして棒でスイカを割る「スイカ割り」は日本独自の夏の遊びです。公式ルール(日本すいか割り推進協会認定)では棒の長さや回転数まで定められており、ユーモラスな文化として親しまれています。
5. 「スイカ」はSuica(交通系IC)の名前にも
JR東日本の交通系ICカード「Suica」はスイカにちなんだ命名です。「Super Urban Intelligent Card」の略であり、ペンギンのキャラクターがスイカを持つデザインが採用されています。
6. 種を飲み込むと盲腸になるのは俗説
「スイカの種を飲むと盲腸になる」という言い伝えは医学的根拠のない俗説です。スイカの種は消化されずに排出されるため、体に害を及ぼすことはありません。
7. 果肉が黄色いスイカもある
スイカの果肉は赤色が一般的ですが、黄色い果肉のスイカも存在します。クリームスイカやイエロースイカと呼ばれ、赤いスイカとは異なる上品な甘みが特徴です。
8. 世界一重いスイカは日本で記録
世界最重量のスイカのギネス記録は日本で栽培されたものです。品種改良と栽培技術の向上により、日本のスイカ栽培の水準は世界でもトップレベルとされています。
9. 四角いスイカは香川県の特産品
四角い型に入れて育てた「四角スイカ」は香川県善通寺市の特産品です。観賞用として主に贈答品に使われ、一つ数万円で取引されることもあります。
10. スイカは野菜か果物か
農林水産省の分類ではスイカは「果実的野菜」に位置づけられています。園芸学的には草本(草)に実る果実なので野菜ですが、一般的には果物として扱われる、分類が曖昧な食べ物です。
西から来た瓜「西瓜」。アフリカ生まれのこの果実はシルクロードを渡り、中国で名前をもらい、日本の夏の風物詩となりました。海辺のスイカ割り、縁側でのスイカ、種飛ばし競争。日本の夏は西瓜とともにあります。